2005年4月、金子淳のオマハのアトリエから3台のセミ・トラックが、多数の木製工具や絵筆、フォークリフト、工業用粘土ミキサー、45トンの粘土を積んで、カンザス州ピッツバーグにあるミッション・クレイ・プロダクツ工場に向かって走り去った。カリフォルニア州フリーモントのミッション・クレイ工場で、高さ8フィートから11フィートまでの24体の彫刻を制作したフリーモント・プロジェクトを終えてから10年後、金子はさらに野心的な彫刻の偉業に挑戦しようとしていた。直径40フィート、天井19フィート、扉12フィートのピッツバーグの窯は、ミッション・クレイの窯の中で最大のものである。Mission Clayのマネージャーであるブライアン・ヴァンセルのサポートとビジョンのもと、金子と彼のチームはこれまでで最も記念碑的な陶芸作品の製作に取り掛かった。
金子と助手はそれから2年間、カンザスの工場で36個の9.5フィート・ダンゴ、4個の8.5フィート・ヘッド、4個の13フィート・ダンゴを手作業で作り上げた。最も大きな作品は完全に窯の中で作られ、金子たちは週に6~7日働いた。作品はコンピューターによる湿度・温度管理のもと、それぞれの窯で1年間乾燥させた。その後、2006年の秋に6週間にわたるビスク焼成が行われ、金子はその間に釉薬の準備をした。釉薬は、6週間の最終釉薬焼成までの7ヶ月間、彫刻に施された。2007年9月に窯が開かれ、前代未聞のプロジェクトが始まってから2年半後の10月、全44体の彫刻はオマハの家へと向かうセミ・トラックに積み込まれた。
45年にわたる粘土彫刻の経験を経て、「ミッション・クレイ・ピッツバーグ・プロジェクト」は金子にとって最も野心的な彫刻作品であり、その結果、彼にとって最大の焼成によるオブジェが誕生した。2008年6月から11月にかけて、ニューヨーク市のパブリック・アーツ・プログラムの一環として、ニューヨークのパーク・アベニューに大型の「Head」3点が設置された。
無題、ダンゴ
2004-2008
手作業で作られ、釉薬がかけられた陶器。
写真ディルク・バッカー
無題、ダンゴ
2004-2008
手作業で作られ、釉薬がかけられた陶器。
写真ディルク・バッカー
無題, 団子
2004-2008
146.25x68.5x33.25インチ。 個人蔵。
写真ディルク・バッカー
無題, 団子
2004-2008
103.75×21×48インチの手造り、釉薬のかかった陶器。
写真ディルク・バッカー
無題, 団子
2004-2008
103×47.5×19.5インチ。米国カリフォルニア州ロサンゼルス、センチュリー・シティ・ショッピング・センター蔵。
写真ディルク・バッカー
無題, 団子
2004-2008
104.5×45×16.75インチ。 個人蔵。
写真ディルク・バッカー
無題, 団子
2004-2008
146×72.25×29.5インチ。 個人蔵。
写真ディルク・バッカー
無題, 団子
2004-2008
146×69×33インチの手造り、釉薬のかかった陶器。
写真ディルク・バッカー
無題、ヘッド
2004-2008
手作業で作られ、釉薬がかけられた陶器で、各約124インチ。
写真ディルク・バッカー
無題、頭部
2004-2008
100.5×70×77インチの手造り、釉薬のかかった陶器。
写真ディルク・バッカー
無題、ダンゴ
2004-2008
手作業で作られ、釉薬がかけられた陶器。
写真ディルク・バッカー
無題、ダンゴ
2004-2008
手作業で作られ、釉薬がかけられた陶器で、各約148インチ。
写真ディルク・バッカー
無題, 団子
2004-2008
手作業で作られ、釉薬がかけられた陶器。
写真金子淳スタジオ
蜂の巣窯の内部。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
蜂の巣窯の準備。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
粘土を混ぜる
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
蜂の巣窯の中で作られる初期のダンゴ。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
窯の上からの眺め。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
アシスタントがジュンの9.5フィート・ヘッズのサイズを計測。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
窯の中、ヘッズと進行中のジュン。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
進行中のヘッド内部の様子。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
窯の中でアシスタントとヘッズに取り組むジュン。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
窯の中で9.5フィートのヘッドに取り組むジュン。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
淳とアシスタントのビルディング・ヘッド
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
高さ13フィートのダンゴの設計図。
写真畠山崇
窯の中の純棟。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
団子を作るジュンとアシスタントたち。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
ダンゴを作るジュンとアシスタントたち
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
ダンゴを作るジュンとアシスタントたち
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
ダンゴを作る。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
窯の中でヘッズとポーズをとるジュンとアシスタントたち。
2005
ミッション・クレイ・プロダクツKS州ピッツバーグ
写真畠山崇
ジュンは4本の13フィートのダンゴに囲まれて立っている。乾燥中の湿度調整にはプラスチックが使われる。
2005
米国KS州ピッツバーグ、ミッション・クレイ・プロダクツ。
写真畠山崇
窯の中でビスク焼成されたダンゴを調べる。
2006
米国KS州ピッツバーグ、ミッション・クレイ・プロダクツ。
写真畠山崇
縞模様のマスキングをするジュン。
2007
ミッション・クレイ・プロダクツ、ピッツバーグ、KS。
写真畠山崇
淳は蜂の巣窯の中でダンゴを釉薬で焼く。
2007
ミッション・クレイ・プロダクツ KS州ピッツバーグ
写真畠山崇
淳はヘッドに釉薬をかける。
2007
ミッション・クレイ・プロダクツ KS州ピッツバーグ
写真畠山崇
淳がダンゴを釉薬で仕上げる。
2007
米国KS州ピッツバーグ、ミッション・クレイ・プロダクツ。
写真畠山崇
9.5フィートのヘッドが2つ、蜂の巣窯の中にあるジュン。
2007
米国KS州ピッツバーグ、ミッション・クレイ・プロダクツ。
写真畠山崇
ジュンはヘッズを釉薬で仕上げる。
2007
米国KS州ピッツバーグ、ミッション・クレイ・プロダクツ。
写真畠山崇
ジュンはヘッズを釉薬で仕上げる。
2007
米国KS州ピッツバーグ、ミッション・クレイ・プロダクツ。
写真畠山崇
だんごのマスキングを剥がすジュン
2007
ミッション・クレイ・プロダクツ、ピッツバーグ、KS。
写真畠山崇
6週間の焼成期間中の蜂の巣窯。
2007
米国KS州ピッツバーグ、ミッション・クレイ・プロダクツ。
写真畠山崇
蜂の巣窯で最後の焼成を終えたダンゴと4つのヘッド。
2007
米国KS州ピッツバーグ、ミッション・クレイ・プロダクツ。
写真畠山崇
蜂の巣窯から、完成して箱詰めされただんごを移動させる。
2007
ミッション・クレイ・プロダクツ KS州ピッツバーグ
写真畠山崇
完成したヘッドを蜂の巣窯から運び出すジュンとアシスタントたち。
2007
ミッション・クレイ・プロダクツ KS州ピッツバーグ
写真畠山崇
セミトラック4台が完成した作品を積んでいた。
2007年晩夏
ネバダ州オマハにあるジュンのスタジオに向かう。
写真畠山崇